地方現場から見たウズベキスタン日本語教育の課題
こんにちは。やっちゃんです。
ウズベキスタンへ来てもう2か月が経ちました。
今回は現地での日本語教育の様子を見て、一般的に言われていることや見て感じたことをまとめていきます。
まずウズベキスタンの教育についてですが、
・教育の質がそこまでよくないこと
・語学教育が文法中心であること
が日本語教育にも影響していると感じることがあります。
教育の質についてですが、これは歴史的なところがあります。
その昔、ウズベキスタンは貧しく、国が学校の先生を駆り出し、
綿花の農業に従事させるような時期もありました。
時間が経った今でも、教育の質はそこまで高くないと感じる人が多いようです。
最近は政府が教育の質を上げようとして、プレジデントスクールを作りました。
全ての授業は英語で行われ、質の高い教育が受けられるようになっています。
日本語教育だけに絞ると、日本人だけでなく、現地人の日本語教師の質、
これから上がっていくと考えられるでしょう。
現状としてはN4~N2レベルの人が教えている場合が多く、試験を受けていないが自称「N2くらいです」先生が多い印象です。留学へ行って帰って来たと言う人も、やはり仕事をしたいという人が多いため、現地の人に「日本語教育」の道へ進んでいただかなくては、ウズベキスタンの日本語教育はなかなか前進しないのではと考えています。
そして一般的に言われていることとして、外国語教育が文法中心であるということ。
日本人が英語の文法を勉強して話すことができない、あの感じです。
かといって日本人の英語ほど文法も正しくないです。
話せるウズベク人は、それなりに工夫された先生の下で勉強した学生が多いと感じています。
しかし、地方でN2レベルの先生の獲得は非常に難しいため、今後のカギは「教材」になると考えています。
いかに、生の日本語、日本人の日本語、会話の機会に触れる機会を得るかが重要になると思います。
課題が山のようです…。
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