日本語はお好きですか?

言語学専攻の日本語教師やっちゃんの記録

JITCOウズベキスタンTITPフォーラム②

5/14に一日だけ開催される予定だったフォーラムですが、

偉い人関係の送り出し機関が遅れてきたので

 

勉強会がなくなりました

 

よね?

楽しみにしていたやっちゃんはプンプンですよ👿👿👿

 

しかし、

 

昨日1日目ごちゃごちゃしてから、

 

「明日ウズベキスタン大使館で勉強会をしましょう」

 

と連絡がありましたので

 

 

行ってきました、ウズベキスタン大使館


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午前中に、昨日お会いした管理団体の方とお話したい!

という校長先生の望みも虚しく、すこし作業と打ち合わせをしてから、早い時間に向かいました!

 

3時半からですよ!

 

と言われていたけど2時くらいに5〜6機関は集まっていました。

ウズベク大使館にたむろする我々…

 

人が集まるたびにやっぱりすごく挨拶を良くしていました。

Yaxshmisiz??

と言いながら握手するのがウズベク流です。

 

女性はあまり握手していなかったのでわたしはやめましたが。

 

3時までお喋りしながら待って、入れてもらうと、やっぱり少し遅れて勉強会が始まりました!


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JITCOのハンノさんが、図なども使いながら最高にわかりやすく、

 

TITP(技能実習制度)

SO (sending organization)

SVO(Supervising Organization)

との関係や、受け入れ人数、条件について教えてくれました!

 

人材系初めてでキャリアもくそもないので、勉強するしかない私にとって、最もTITPにあかるい機関の方からSO向けに講義を聞けるというのが、良かったです。

 

これからも勉強します。

 

お話が終わってからは管理団体の方が来られて、ウズベク側と意見交換会でした。

 

ちょっと内容抜粋しますね

 

▼なぜいまウズベキスタンは日本に送ろうと思っているのか。

→韓国がモデル。技能実習生を送り出し、国としては経済的にも、国同士の関係的にも非常に良い影響があった。日本でもそれをしていきたい。

 

ウズベキスタンでの日本社会を理解するための取り組みは?

→韓国へ送り出すのに作った研修施設で研修を行って、送り出したウズベク人もいる。基本的に韓国へ行く人のための施設ではないため、日本へ行く人もそこで訓練できる。

 

ここで、私の疑問。(私はSO側なので質問や意見せず。ブログで発言させてもらいます。)

 

センターはタシケントに集中しているけれど、夢日本語学校がある、マンガンなどの地方は?

そもそも仕事が少なくて海外に行きたい人は地方にいるのでは?

 

国際交流基金の調査によると、ウズベキスタン全体で、日本語教育機関数はたったの14。

JICAがセンターを作ったけれど、派遣された専門員は日本語教育が専門ではないことや、国としての日本語教育シラバスなどが存在しないことが問題点として報告されています。


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今の段階では、実はタシケントもナマンガンも、日本語教育や日本文化理解という点ではどっこいどっこいなのでは?

 

というのが私の意見。

 

もちろん街の規模が違うので、情報が入りやすいとか、諸々の点では恐らく首都が有利なんだろうけれど。

 

インターネットでなんでもできる昨今、まだ差がついていないナマンガンから、都市と地域の教育格差問題を変えられるかもしれない。

 

TITPフォーラムで様々な企業の方ともお知り合いになれたのですが、

 

皆さんがビジネスをしながらもそういう

 

研修制度を体系化する、

ウズベク人がより良い生活ができるシステムをつくる

という社会貢献に向かってる

 

ということに、すごく感動しました。

 

会社の力はすごい…

 

私もそのシステムの一部になりたいと思って、研究の傍らがんばるぞと誓ったのでした。

 


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優しいナマンガンの人に思いを馳せて…

 

来週から3コマ増える非常勤の準備、頑張ります!